コラム

増加傾向にある大腸がんを予防するには?

大阪市北区のたむらクリニックのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

「地域の皆様の健康維持に役立ちたい」という思いを胸に、日々診療を行っておりますが、こちらのブログでは病気のこと、検査のこと、そして日々の健康に役立つことなどを発信して参ります。

今回はがんの死因の上位を占める“大腸がんの原因・症状・予防”についてです。

そもそも大腸がんとは?

大腸がんとは、結腸・直腸・肛門などで構成される大腸にできる悪性腫瘍のことです。

多くの場合、大腸粘膜から発生した良性のポリープ(腺腫)からがん化しますが、大腸粘膜から直接発生するケースもあります。

大腸を細かく分類すると虫垂、盲腸、結腸、直腸S状部、直腸と分けられますが、特にがんができやすい部位は直腸や直腸S状部とされています。

どうして大腸がんはできるのか?

大腸がんの原因として、食生活や飲酒・喫煙などの生活習慣が大きく関わっているとされています。

特に食生活の影響は大きいとされていて、高脂肪・高タンパクな食事を続けることでリスクが高まるとされています。

近年、日本人の大腸がんは増加傾向にあり、がんの死因別に見てみると男性は第3位、女性は第1位とされていますが、このように増加傾向にある背景には食生活の欧米化が大きく関与しているのではないかと言われています。

大腸がんの特徴的な症状は?

大腸がんには“初期には自覚症状がほとんど現れない”という特徴があり、進行するにつれて下痢・便秘や血便などの症状が現れるようになります。

そのため、患者様が症状に気づいてクリニックを受診し診断を受けるというよりも、健康診断などで受けた大腸カメラ検査で大腸がんへ移行するリスクが高い大腸ポリープが見つかるか、初期の大腸がんが発見されるというケースが多いと言えます。

大腸がん予防のために食生活の見直しを

大腸がんの発生と食生活は密接に関係していることから、大腸がん予防のためには食生活の見直しが大事だと考えられています。

偏った食事を摂るのではなく、魚介類や食物繊維なども毎日の食事に積極的に取り入れて、バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

定期的な大腸カメラ検査の受診も大事

食生活の見直しとともに、定期的に大腸カメラ検査を受けて早期発見・早期治療を心がけることも大切です。

大腸ポリープの段階で発見し切除すれば、大腸がんを予防することは可能ですので、特に大腸がんの家族歴がある方などは積極的に検査の受診を心がけるようにしましょう。

大阪市北区のたむらクリニックでは負担の少ない大腸カメラ検査を実施しておりますので、是非、皆様の大腸がん予防、早期発見・早期治療にお役立てください。

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