体重減少
大阪市北区のたむらクリニックのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「地域の皆様の健康維持に役立ちたい」という思いを胸に、日々診療を行っておりますが、こちらのブログでは病気のこと、検査のこと、そして日々の健康に役立つことなどを発信して参ります。
今回は“体重減少”についてです。
体重減少について
体重減少は、意図せずに体重が減少する状態を指し、しばしば健康上の問題を示唆します。特に短期間に明らかな体重減少が見られた場合、あるいは減少の割合が体重の5%以上である場合には、何らかの基礎疾患が隠れている可能性が高いと考えられます。体重減少は、単なる体脂肪の減少だけでなく、筋肉量の低下を伴うこともあるため、特に注意が必要です。
体重減少に伴う症状
体重減少自体が症状であり、これに気づくのはしばしばご本人ではなく、家族や友人かもしれません。体重減少に伴って疲労感、食欲不振、力の低下などが見られることもあります。また、体重減少は皮膚のたるみ、髪の薄れ、さらには心拍数の増加や寒さへの過敏など、他の体の変化とともに現れることがあります。
体重減少を招く原因
体重減少の原因は多岐にわたります。消化系の疾患(潰瘍や炎症性腸疾患など)、代謝異常(糖尿病や甲状腺機能亢進症など)、さらには癌といった重篤な疾患が隠れている場合もあります。また、精神的なストレスやうつ病などの心理的な要因、食事の変化、そして特定の薬剤の副作用によっても体重減少は起こり得ます。
体重減少への検査・対応
体重減少の原因を特定するためには、詳細な問診が重要です。たむらクリニックでは、ご来院いただいた際に、食生活、ライフスタイル、ストレスレベル、最近の大きな変化などについてお聞きします。必要に応じて血液検査、尿検査、画像診断などを行い、栄養状態やホルモンバランス、内臓の健康状態を評価します。原因に応じた治療が行われ、場合によっては専門の医療機関への紹介も行います。
体重の減少が気になる症状として現れた場合は、放置せずに専門家の意見を仰ぐことが重要です。気になる症状ございましたら、お気軽に大阪市北区のたむらクリニックへご相談ください。





